CS Airwayは3Dデータを活用したツールで気道の状態を解析し視覚化します。
小児治療や矯正治療、インプラント治療で活用可能なソフトです。
特徴
ソフト操作
①3DImagingで画像を開き、オブリーク表示に移動します。(必要な撮影範囲 10×10㎝以上)
②AxialもしくはCoronal画面の緑のバーを気道中心辺りへ移動し、Sagittal画面で気道が見えるようにします。
③ツールボックスにある「気道ツールのアクティブ化」を選択。
④まず始点をシングルクリックする。間隔を開けながら気道に沿ってクリックし、終点でダブルクリックをすると自動的に気道が描写。
⑤3Dボリュームレンダリング上で気道を描写しやすくするためには、ツールボックスにある「トリミングボックスの表示」を選択し、図のようにAxialもしくはCoronalに表示されたボックス上で左右に調整することでボリュームレンダリング上の骨がトリミングされ気道の計測結果が見やすくなります。
⑥描写される数値
1.全体のボリューム(図17.3㎤)
2.Axial断面で気道の占める面積が最小となる位置とその値(㎠)
3.前後方向で最小となる長さとその位置(mm)Anterior-Posterior
4.左右方向で最小となる長さとその位置(mm)Right-Left
⑦赤枠のマークをクリックすると、各計測位置のAxial画像を表示します。
繰り返しクリックすることで、最小面積部、前後の最小、左右の最小と表示位置が変わります。
⑧Axial表示ウィンドウでスライスを変更すると、それぞれのスライス位置での計測結果が表示されます。
Sagittal画面で黄線を移動したり、断面の角度を変更、Axial画像を変更した場合も再計算された値が表示されます。
撮影方法
コンサルツール(参考資料)
cricomental spaceオトガイと輪状軟骨を結んだ線の二等分点から皮膚まで下した垂線の距離。1.5cm以下はOSASの可能性が高い。
MalIampati分類最大開口時の咽頭の見え方の分類。口蓋弓、軟口蓋、口蓋垂が見えにくいほど気道閉塞が疑われる。